MAMPをMacOSで使えるようにする(インストール→ローカル環境構築)
この記事では、以下の目次順序で
「MAMPをインストールしてMacOSでローカル環境構築して使えるようにするまで」を紹介していきます。
以下の2つの記事を参考にさせて頂きました。
目次
MAMPの公式サイトからインストール
まずはMAMP公式サイトにいきます。
それから右上の「Downloads」、または中央の「Free Download」をクリック。
(最初はダウンロード→その後にインストール)
MAMPダウンロードページに飛ぶので、3つに別れているダウンロード項目からMacOSのものを選びます。
ここで、ほとんどの方が「MacOSの項目が2つあるんだけど‥」と困ると思います。
これはCPUというものの違いで、MacでCPUを確認するには以下のようにしていきます。
パソコン画面上部の「」をクリック→「このMacについて」をクリック。
すると、パソコンの情報が載った画面が出てきます。
「intel」の場合と「M1」の場合がありますが、
難しく考えずに、「M1」と載っているかいないかで判断すればいいです。
該当するダウンロード項目をクリックすると、ダウンロードが始まります。
(広告が出てきてビックリすると思いますが、MAMPのインストールとは関係ないので無視でOK。)
ダウンロードが終わったら以下の順序でダウンロードした「MAMP〜.pkg」を開きます。
Finderを開く→サイドバーからダウンロードを開く→MAMP〜.pkgをクリック
すると、下図のような画面が出てくるので、手順にしたがってボタンクリックしていきます。
最後まで手順通りにいくと、「インストールが完了しました」と表示されます。
これでインストールは完了ですので、閉じるボタンをクリックします。
次は、MAMPのセットアップをしていきます。
MAMPのセットアップ
基本的には「初期設定でOK」です。
ここでは、こうしておくと便利みたいなものを紹介していきます。
まずはダウンロードしたMAMPフォルダの格納場所から。
以下の順で格納場所にいけます。
Finderを開く→サイドバーのアプリケーションを開く→その中にMAMPフォルダがある
ついでに、不要な「MAMP Pro」という青いアイコンは削除しておきます。
さらに、MAMPフォルダを開きます。
中に「灰色のゾウのアイコン」があるので、それを開きます。
(簡単にアクセスできるようにDock(Macの下部メニュー)に追加しておくと便利)
すると下図のように、コントロールパネルとその上に黄色の広告が出てきます。
広告の左下部に、英語表記で「MAMP起動時に広告表示する」チェックボックスがあるので、外して広告が出ないようにします。

黄色い広告

MAMPコントロールパネル
MAMPを使う
まずは、ローカルサーバーを起動。
コントロールパネル右上のStartボタンをクリックすると、サーバーが起動します。
ちなみに、サーバー起動するとWebサイトが開きます。
(Startボタン横のWebStartボタンをクリックしても開けます。)

サーバー起動後に表示されるWebサイト
サーバー起動時にWebサイトを開くか選択
このWebサイトは、開くかどうかは選べます。
コントロールパネル左上のPreferencesの歯車アイコンをクリックすると下図のような画面が出てきます。

Preferencesクリック後の画面
画面上部のメニューバーのようなところが「General」で選択されているのを確認します。
画面にはサイトのことを含めて、下記のようなチェックリストが英語で記されています。
①MAMPのスタート時に
②MAMPを閉じる時に
|
Webサイトを開けると、後述する「phpMyAdminでMySQLを使うとき」に便利なので
覚えておくとオトクです。
「htdocs」ディレクトリ
次に、「htdocsディレクトリ」の説明をします。
例えば「HTMLファイルやPHPファイルを作った」とき、このhtdocsディレクトリの直下にそのファイルを入れると
MAMPのローカル環境でそのファイルをWebブラウザで見ることができます。
MAMPディレクトリ→htdocsディレクトリ→HTML(PHP)ファイル
あとはそのファイルを指定するURLを入力するだけで、Webブラウザとしてファイルを見ることができるのです。
(MAMPのローカルサーバー起動を忘れずに!)
htdocs内のindex.phpをブラウザ表示
htdocsにはおそらくデフォルトで「index.php」が入っているので、試しにそれをブラウザで表示してみます。
Google ChromeなどのWebブラウザを開いて、以下のURLを入力します。
http://localhost:8888
すると、index.phpがブラウザで表示されたと思います。
ちなみにファイル名のindexは、デフォルト的な意味があり、URLに反映されません。
もっと言うと、ファイル名を例えばindexxx.phpに変えたら、下記のようにURLに入力しないと表示されません。
http://localhost:8888/indexxx.php
htdocs内のindex.phpを「編集してから」ブラウザ表示
今度はindex.phpを少し編集してブラウザで表示してみます。
まずは、index.phpをテキストエディターで開きます。
(VSCodeとかのフリーのテキストエディターを入れて使うと便利です。)
一番下の行までいくと、
</body>
</html>
|
というタグがあるので、</body>タグの上に以下の行を加えます。
<div style="font-size:50px;">HELLO!!!</div>
ここまで確認できれば、
「MAMPのローカル環境で、開発作業ができるようになった」ということです。
‥大したことじゃないかもしれないですが、実際に手を加えたものがローカル環境で表示されたのだから
「開発をした!」と、胸を張って良いです。
ここで、htdocsの流れをもう一度整理しておきます。
htdocs直下のindex.phpを変更し、URL入力 ↓ ↓ ↓ 変更ができていれば成功 → ローカル環境で開発ができるようになった! |
MAMPでLaravel開発をするとき
ちなみに、Laravelの開発でMAMPを使うときには
やっぱりhtdocs直下にLaravelフォルダを入れます。
MAMPのローカル環境でLaravel開発をする方法は、別記事にしてあるので下記に紹介しておきます。
MAMPでlaravelを使えるようにする
※この記事は執筆中です
Laravelのインストール方法はこちらの記事をどうぞ。
【Laravel】をインストールしてデスクトップに作成するまで(MacOS用)
phpMyAdminでMySQL(データベース)を使えるようにする
MAMPでは、データベースとしてMySQLを使うことができます。
使い方は簡単で、phpMyAdminというものを使用します。
まず、MAMPコントロールパネルからWebサイトを起動します。
Webサイトは、コントロールパネル右上の「WebStart」アイコンをクリックすれば開けます。
その後、サイトの左上のtools→phpMyAdminでアクセスするか
サイト下にスクロールしてMySQLをクリック→出てきた最初の1行目のリンクからphpMyAdminにアクセス。
これでphpMyAdminからMySQLを使えるようになりました。
具体的な使い方についてここでは割愛します。
もっと知りたい方は、下記の記事に操作方法が載っているので参考になればと思います。
MAMPのMySQLを、GUIとCUIで操作してみる
※この記事は執筆中です
データベース(MySQL)の必要性についてサクッと
ここからは余談になりますが、「そもそもDB(データベース)って何に必要なの??」という方もいると思います。
その疑問にサクッと答えていきます。
DBは、データ集合体で「データ格納スペース」みたいなイメージを持ってもらえればと思います。
このDBにデータを入れたり・取り出したり・編集したり・削除したりを、開発しているシステムと連携しておこないます。
要するに、「DBは開発システムを連携させるとデータ管理に便利だから必要」ということです。
ちなみにMySQLは、DB管理システムといい「DBを使うものの種類」というイメージでいいと思います。
DB管理システムは他にも「PostgreSQL」「SQLite」などがあります。
MAMPでは、MySQLは「Web開発とかで必要なことが多いからセットにしている」と考えてもいいかもしれません。
おまけ【そもそもMAMPとは】
ローカルサーバーを構築できるwebソフトウェアです。
またMAMPは、以下の頭文字をとった略称です。
「Mac(ハードウェア)」 「Apache(サーバー)」 「MySQL(データベース)」 「PHP(言語)」 |
XAMPPとの違いは??
ちなみに、XAMPPというものもあるので混乱しやすいのですが
内容的には大きな違いはありません。
MAMPは、
XAMPPは、
|
また、環境構築エラーでのネット検索情報も、上記の使い分けになっていることが多いことから、
「MacならMAMP」「WindowsならXAMPP」と使い分けることが多いです。
XAMPPでの環境構築は、外部記事の引用で恐縮ですが
下記のサイト様が大変分かりやすいのでリンクを載せさせていただきます。
https://webgui.jp/designer/インストールと使い方