ナベブログ

written by M-Watanabe

【Laravel】をインストールしてデスクトップに作成するまで(MacOS用)

Laravelアイコン

この記事では、以下の目次順序で、
「Laravelのプロジェクトをデスクトップに貼り付けるまで」を紹介していきます。

以下の記事を参考にさせて頂きました。

https://grune.co.jp/blog/laravel-create-local-environment

 

Homebrewインストール

「Homebrew」というもののインストールが必要なので、まずは以下のコマンドをターミナルにて実行。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

 

ターミナルはMacOSだと、以下のようにすると開けます。

Finderを開く→アプリケーションを開く→ユーティリティを開く→ターミナルを開く

 


 

Homebrewのインストールなどを確認をするために、
ターミナルで以下のコマンドを入力します。

brew -v

バージョンが表示されていればOKです。

 

もしインストールしてもbrewコマンドが使えなければ、以下のコマンドで確認します。

ls /usr/local/bin/brew

実行後、「Not a directory」などディレクトリの存在がない表示がされたら、インストールされていません。
「/usr/local/bin/brew」と表示されれば、brewが存在しインストールはされているので、以下のコマンドでパスを通します。

echo export PATH='/usr/local/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile
その後
source ~/.bash_profile

再度、brewコマンドが使えるかどうか以下コマンドで確認します。

brew -v

バージョンが表示されれば、「brewコマンドが使える状態になり、Homebrewインストールの確認もできた」ということです。

 

余談「Homebrew」とは

Homebrewは、パッケージ管理システム(パッケージマネージャー)と呼ばれていて
Macのターミナルからパッケージをインストールできるようにするものです。

パッケージは、実行ファイル・設定ファイル・ライブラリなどを、”1つのファイルとしてまとめている”もので
今回だとPHP とComposerというものをインストールするためにHomebrewが必要になります。

(ちなみに、Composerから、Laravelプロジェクトを作成。)
(プロジェクトというのは、アプリで必要なファイル・フォルダ一式をまとめたもの。)

 

次は、ターミナルでHomebrewのコマンドを使って
PHP とComposerのインストールを順番にしていきます。

 

PHPインストール

まずは、Homebrewで提供されているPHP のバージョンを確認。
以下のコマンドを入力していきます。

brew search php

すると、「php@8.0」のようなバージョンを確認できる画面がターミナルに表示されます。
任意のバージョン(ここではphp@8.0にします)をインストールするには

brew install php@8.0

とコマンド入力します。
インストールの確認には、以下のコマンドを入力します。

php -v

※ここでは具体的には割愛しますが、PHPが環境変数PATHでどこに設定されているか
PHPバージョン違いによる思わぬエラーが発生する可能性があるので注意です。

 

Composerインストール

まずは、HomebrewでComposerが提供されているか確認。
以下のコマンドを入力していきます。

brew search composer

「composer」がターミナルに表示されていればOKです。
インストールするには、

brew install composer

とコマンド入力します。
インストールの確認には、以下のコマンドを入力します。

composer

行が長いので、実行した行まで戻り、その真下くらいに

  • 大きな文字で「Composer」
  • composerのバージョン

があり、エラーメッセージがなければOKです。

composerバージョン確認画像

ディレクトリ移動でデスクトップへ

初学者を躓(つまず)かせるものの1つに、
「ターミナルでは、今どこのディレクトリにいるか」という考え方があります。

Laravelをインストールするときに、このディレクトリ移動という考え方が必要になるので、ここで紹介しておきます。

例えばターミナルでデスクトップに移動するとなると、以下のようなコマンド入力をします。

cd Desktop

これで、「ターミナルでデスクトップのディレクトリに移動した」ことになります。
「cd」は、change directoryという意味です。

 

ちなみに、デスクトップに「test」というディレクトリを作成し、
先ほどの「デスクトップにディレクトリ移動している状態」でtestディレクトリに移動するなら

cd test

 

また、ターミナルを一から起動してからtestディレクトリに移動したいなら‥
cdと入力した後、そのtestディレクトリを左クリックしたままターミナルで離すと

cd ~~/~~/desktop/test

と、階層をtestディレクトリまですべて表示してくれます。

 

‥ここまできたら、以下のコマンドを入力するかターミナルを開き直すかして、ターミナルの階層をもどしておきます。

cd

 

Laravelをインストール

いよいよLaravelプロジェクトをインストールしていきます。
デスクトップに貼り付けてインストールできたか確認していきます。

 

laravel(コマンド)をインストール

かなり語弊のある書き方ですが、Laravelプロジェクト(ディレクトリ)ではなく、
laravelコマンド入力でLaravelプロジェクトをインストールできるようにするための作業からします。
(ややこしいですね‥。)

要は、ここでは「laravel(コマンド)インストール」と「Laravelプロジェクトのインストール」は別です。
ということです。

 

ターミナルで、以下のコマンドを入力。
laravelコマンドを使えるようにするため、composerを使っていきます

composer global require laravel/installer

 

次にMacOSでの環境変数PATHの追加設定をしていきます。
これでlaravelコマンドが使えるようになります。

echo "export PATH=~/.composer/vendor/bin:$PATH" >> ~/.bash_profile
その後
source ~/.bash_profile

 

気を付けたいのがシェルの違いで、ここではbash~/.bash_profileを使いましたが
zshなら~/.zshrcになることです。

シェルの違いについては外部リンクで恐縮ですが、下記のサイト様が大変参考になったのでリンクを貼っておきます。

https://mykii.blog/what-is-shell-bash-and-zsh/

 

環境変数PATHの設定については、以下の記事内で多く取り上げたので
参考になればと思いリンクを貼っておきます。

 

Laravelプロジェクトをインストール

次にターミナルでデスクトップに移動するため、以下のコマンドを入力。

cd Desktop

 

そして「laravel new プロジェクト名」というコマンドでLaravelプロジェクトをインストールしていきます。
とりあえずでプロジェクト名をlaravelappとします。

laravel new laravelapp

 

これで、デスクトップに「laravelapp」ディレクトリができればOKです。
(時間がかかるので、終わるまでゆっくり待ちます。)

 

ちなみに「laravelインストールが正常に行えなかった」「パスが正しく設定できていなかった」などでlaravelコマンドが使えないとき
実はcomposerコマンドでLaravelプロジェクトをインストールできます。

composer create-project laravel/laravel laravelapp --prefer-dist

今回のようにデスクトップに「laravelapp」ディレクトリを作成するのであれば、
ターミナルでデスクトップに階層移動した後、上記のコマンドを実行すればOKです。

 

Laravelのインストール&実行(Webブラウザ表示)の確認

ターミナルからlaravelappディレクトリに移動すると、「php artisan ~~」というコマンドが使えるようになっています。

Laravelのインストールを確認するために、laravelappディレクトリに移動して
以下のようにコマンド入力します。

php artisan --version

すると、Laravelのバージョンが表示され、インストールできたことが確認できます。

さらに、ローカル環境でLaravelアプリケーションを実行して、Webブラウザで表示できるか確認します。
デェレクトリはそのままで、以下のコマンドを入力していきます。

php artisan serve

これを実行するとサーバーが起動して、ターミナルのウィンドウに
「http://127.0.0.1:8000」の表示が現れます。

php_artisan_serveのターミナル画像

 

それからWebブラウザで以下のアドレスにアクセスします。

http://localhost:8000
または
http://127.0.0.1:8000

すると、Laravelアプリケーションのデフォルトで用意されているトップページが表示されます。
表示がされているなら、Webアプリケーションが動いているという確認ができたということです。

php_artisan_serveのブラウザ表示2

または

php_artisan_serveのブラウザ表示

おまけ①【MAMPでLaravel を使えるようにする】

MAMPのインストール方法は、以下の記事を参照にしてもらえればなと思います。

MAMPをMacOSで使えるようにする(インストール→ローカル環境構築)

 

MAMP内には、「htdocs」というディレクトリがあります。

Finder→MAMP→htdocs

このhtdocs内にLaravelプロジェクトを入れます。

その後、設定をしてブラウザ表示できるようにするのですが、以下の記事で紹介しているので参考になればと幸いです。

MAMPでLaravelを使えるようにする
※この記事は執筆中です

おまけ②【今回の記事で使ったコマンド一覧】

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

brew -v

ls /usr/local/bin/brew

echo export PATH='/usr/local/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile

source ~/.bash_profile

brew search php

brew install php@8.0

php -v

brew search composer

brew install composer

composer

cd Desktop

cd test

cd

composer global require laravel/installer

echo "export PATH=~/.composer/vendor/bin:$PATH" >> ~/.bash_profile

cd ~~/~~/desktop/test

laravel new laravelapp

composer create-project laravel/laravel laravelapp --prefer-dist

php artisan --version

php artisan serve